ハーフステッチの刺し方について

ハーフステッチの刺し方について考えてみたいと思います。

 


ハーフステッチの刺し方ですが、おそらく一般的には左の赤い糸のような刺し方が多いと思います。
ハーフステッチは硬めのアイーダのような布なら大丈夫だと思いますが、
繊細な布の場合、布が歪んでしまいそうになりますね。

そこで針の運び方を左の青い糸のようにしてはどうでしょうか?
こちらの針運びですとリネンのような生地の布目に糸がもぐるようなことがないし見た目も綺麗だと思います。

裏の状態ですが、


裏を見ればわかりますが、針運びが違うと糸の必要量が変わります。
糸の使用量を計測したところ赤糸のほうの針運びと比べ、青糸の針運びですと1.5倍の分量を使うことになります。

キット制作の場合はハーフステッチの指定があった時、青糸の針運びですと糸が不足しないか心配になりますね。
キットを刺すなら糸が不足してはいけませんので赤糸のほうの針運びのほうが安心かもしれませんね。

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下記、写真はリネンの刺し方としては問題アリなのですが、リネンの刺し方については別の機会に記しますので、
ハーフステッチの刺し方による違いの部分について画像をご参照ください。

 

 

ハーフステッチの2種類の刺し方を比較した画像です。左は生地の表側、右は生地の裏側です。

一般的には赤い方の刺し方をすることが多いと思います。
アイーダならそれほど気にならないのですが、リネンに刺した時に違いが出てくると思います。

検証のため赤糸も青糸もきつめに刺してあります。

赤糸の方は生地の横糸を束ねたように詰まっています。これにより/が横に寝ているような感じになっています。
これに比べ青糸もきつく刺したのですが/の状態も悪くありません。

更に生地の裏側ですが、赤糸の方は本来なら|の形になるはずが、
生地の縦糸横糸の間に糸がもぐりこんでしまっています。
青糸の方は特に問題ないと思いますが包み込む様なステッチなので厚みは出てしまいますね。

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総括
ハーフステッチの刺し方ついての考えをまとめます。

私の考えとしては

 刺し方
長所
短所
赤糸
糸の必要量が少ない
リネンの場合、刺し方によっては あまり綺麗にならないことがある             
青糸
見た目が、より綺麗
糸の必要量が赤の約1.5倍

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・アイーダならば赤糸の刺し方でも、それほど気にならない。
・リネンなら青糸の刺し方のほうが、より綺麗に仕上がりやすい。
・糸を節約するなら初めに糸を止めず2分の1の長さを出しておいて 糸の中央から刺す。
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ということで、今回の結論をとりあえずまとめたいと思います。

しかしながら、リネンを刺すのに赤糸の刺し方でも比較的綺麗に刺せるコツもあります。

リネンの刺し方についてはこちらをご覧ください。