リネンの刺し方について

リネンに刺繍する時の刺し方について考えてみます。
例としてハーフステッチによる刺し具合で比較します。

下の画像はハーフステッチの刺し方について示したものですが、

リネンの場合は青糸の刺し方のほうがよいと考えています。

下の画像の左側は布の表、右側は布の裏の様子です。
赤糸は上図の赤糸の刺し方、青糸は上図の青糸の刺し方でそれぞれ刺しています。
①の左(表側)赤い方は/が横に寝てしまっていますし、右(裏側)赤い方は
本来|にならなければいけないところ糸が布地の中にもぐり込んでしまっています。


しかしながら


②も同じ刺し方で刺しているにもかかわらず仕上がり具合は
青糸の刺し方をした時とあまり差がありません。
(どちらも検証のため、キツメに刺しています。)
刺し方が全く同じなのに①と②では仕上がり具合に、なぜこんなに差が出たのでしょうか?

下記の写真は赤糸の刺し方でも比較的綺麗に刺せています。

赤糸の刺し方でも綺麗なハーフステッチになっているのは刺し始めの場所に留意したものでした。

上の画像の濃い黄色は布の横糸、薄い黄色は布の縦糸を表したものです。

これに対してハーフステッチが寝てしまっている下記の写真は

No.1とは刺し始めの場所が違うのですね。刺し始め場所を注意することでこのような差が出てくるわけです。

生地の縦糸、横糸をよく見て、刺し始めの場所の違いをご覧ください。

刺し始めを見極めるのを怠って赤糸の刺し方で刺した時、綺麗に刺せる確立は2分の1。
綺麗なハーフステッチ作品になったり、あまり綺麗でないハーフステッチ作品になったりします。
刺し初めを見極めるのが面倒なら青糸の刺しかたのほうが無難ですね。

私の見解としては
 ●  ハーフステッチに限らずリネンに刺す場合は刺し始めの場所に注意した方がよい。

そして、ハーフステッチに関しては
 ●  いずれにしても青糸の刺し方で刺したほうがよい。
と考えています。